2013年04月10日
東京探訪4 ~PASONA本社ビル~
今回はPASONAの本社ビルについてです。
人材派遣の会社ですが環境や農との暮らしを積極的に発信している企業でもあります。
気まぐれな自分は当日の思い付きで電話して案内してくれるスタッフを用意してもらいました。
本来は3日前くらい前までにアポを取っておいたほうが良いようです。
まずは有名な壁面緑化。
2年前もここを訪れました。
忘れもしない3.11当日。
東京駅で地震に遭い、まだ揺れているのか自分の体だけがそう感じているのか分からない状態で下からこの壁面緑化を見上げたのを思い出します。そうしているうちにビルの中から次々とヘルメットをかぶって避難してくる社員たちを見てただの地震でないことを感じました。あちこちのビルから人があふれ出てきて電車は止まり、警察、消防車、あっという間に騒然とした人だかりとなったのをはっきりと覚えています。
ようやく今回スタッフに案内してもらって中も見学することができました。
こちらが入ってすぐのミーティングルーム。
ピアノも置いてありときどきコンサートなど開かれるそうです。
実はここはその3.11の日までは人工照明の下で稲を育てる田んぼでした。
こちらがその時刈り取られた稲。
なんと1年に3回収穫できたそうです。
日本の食文化の常識をひっくり返す話ですよね。
でも震災後の節電の中で今はステージと水路に変えて使われています。
中は植物生産工場とミーティングルームの同居といった風景です。
お日様の光を使わない中でこれだけの植物が育っているのを見るのは少し不気味な感もあります。
インドアグリーンとして観葉植物を置くのではなく育てているわけですから。
ちなみにここで育てた植物は社員食堂に並ぶことはあっても売り物ではありません。
おもしろいのはこの太陽の光の代わりに照らす人工照明を植物によって使い分けています。
つまり葉物野菜は熱で葉が焼けないようにHEFLライトという熱の出ないタイプのものを当て夜になると消す。
パッションフルーツのようなタイプには加温照明を逆に夜間のみ温度を維持するためにつけるという具合です。
新しい試みと農の暮らしの啓蒙という意味ではとても意義があることだと思います。
ただ農業の在り方を変える、食に対する考え方を変えるというところにはまだまだ距離がありそうです。
やはりお天道様の下で青空に向かってすくすく育ったものを食べたいのが人間の本質でしょうから。
東京、農業、食、そこに地震もありいろいろ考えさせられる1日でした。
スタッフさん 急で強引なお願いにもかかわらず丁寧に案内してくださってありがとうございました。
人材派遣の会社ですが環境や農との暮らしを積極的に発信している企業でもあります。
気まぐれな自分は当日の思い付きで電話して案内してくれるスタッフを用意してもらいました。
本来は3日前くらい前までにアポを取っておいたほうが良いようです。
まずは有名な壁面緑化。
2年前もここを訪れました。
忘れもしない3.11当日。
東京駅で地震に遭い、まだ揺れているのか自分の体だけがそう感じているのか分からない状態で下からこの壁面緑化を見上げたのを思い出します。そうしているうちにビルの中から次々とヘルメットをかぶって避難してくる社員たちを見てただの地震でないことを感じました。あちこちのビルから人があふれ出てきて電車は止まり、警察、消防車、あっという間に騒然とした人だかりとなったのをはっきりと覚えています。
ようやく今回スタッフに案内してもらって中も見学することができました。
こちらが入ってすぐのミーティングルーム。
ピアノも置いてありときどきコンサートなど開かれるそうです。
実はここはその3.11の日までは人工照明の下で稲を育てる田んぼでした。
こちらがその時刈り取られた稲。
なんと1年に3回収穫できたそうです。
日本の食文化の常識をひっくり返す話ですよね。
でも震災後の節電の中で今はステージと水路に変えて使われています。
中は植物生産工場とミーティングルームの同居といった風景です。
お日様の光を使わない中でこれだけの植物が育っているのを見るのは少し不気味な感もあります。
インドアグリーンとして観葉植物を置くのではなく育てているわけですから。
ちなみにここで育てた植物は社員食堂に並ぶことはあっても売り物ではありません。
おもしろいのはこの太陽の光の代わりに照らす人工照明を植物によって使い分けています。
つまり葉物野菜は熱で葉が焼けないようにHEFLライトという熱の出ないタイプのものを当て夜になると消す。
パッションフルーツのようなタイプには加温照明を逆に夜間のみ温度を維持するためにつけるという具合です。
新しい試みと農の暮らしの啓蒙という意味ではとても意義があることだと思います。
ただ農業の在り方を変える、食に対する考え方を変えるというところにはまだまだ距離がありそうです。
やはりお天道様の下で青空に向かってすくすく育ったものを食べたいのが人間の本質でしょうから。
東京、農業、食、そこに地震もありいろいろ考えさせられる1日でした。
スタッフさん 急で強引なお願いにもかかわらず丁寧に案内してくださってありがとうございました。
Posted by ケンさん at 09:11│Comments(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。