2017年05月19日
ランドスケープの庭
One & Natureで3年前に施工したお庭の紹介です。
札幌市内のMK邸。
広い芝生にあこがれ隣の土地を取得して芝を張るまではよかったのですが、その後どうしたものかというご相談でした。
相談いただいたときの施工前の様子。
隣の敷地のもともとの形状のままであるため境界近くで大きくレベルに差がついた状態で、そのまま法肩まで芝を張ってしまっているため芝刈りにも非常に苦労されていました。
このレベル差を逆に活かして、管理を容易にすると同時にこの庭の魅力にできないかというのがまず初めに思ったことです。
そして法肩の芝を剥ぎ、下垂する植物と、しだれる様子が絵になるミヤギノハギをその法面に土留めを兼ねて植えました。
それから2年経った去年の様子がこちら。
レベル差があることをうまく使うことで緑が立体的となり、逆にこの庭の魅力となりました。
自分はランドスケープアーキテクトとして活動させていただいています。
個人の庭園であってもその意識は変わりません。
その土地を読み周りの植生を知り、風を感じてその土地に根付いてゆくものをつくるよう心がけています。
しょせんは人間のエゴで植物に我慢してもらうわけですが、その中でもできる限りストレスなく育ってもらいたいと思います。
そしてすくすく育つ植物から人が元気と力をもらう。
いいです!!
Posted by ケンさん at
10:20
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