さぽろぐ

  ビジネス  |  札幌市東区

新規登録ログインヘルプ


スポンサーリンク

上記の広告は、30日以上更新がないブログに表示されています。
新たに記事を投稿することで、広告を消すことができます。  

Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2013年12月25日

ジョサイア・コンドルを巡って ~part2~

前回の旧岩崎邸につづいて訪れたのが旧古河邸でした。



こちらはジョサイア・コンドル晩年の作。
大正に入ってからのものになります。
旧岩崎邸は木造でしたがこちらは安山岩をつかった石造り。





この重みのある色合いの石壁に窓枠の白。
いまや歴史のある海外の街でも新しく建つ建物の窓枠はアルミサッシになってきていると聞きます。
維持管理やコストを考えるとそうなるんでしょうけどこういうのを見ると建物のデザインを決める大きな要素の一つであることがわかります。
そういう造作のできる職人さんもいなくなってきているんでしょうね。

北側に位置する玄関から左手に回ると庭につながっていきます。



南側は敷地の傾斜を利用して、建物を見上げるようにつくられたジョサイア・コンドル設計の洋風庭園があります。
きれいに刈り込まれた幾何学模様のまさに西洋の庭園です。









これは同じ場所から北と南に向けて撮った写真。





立っているレベルに西洋庭園がありここからさらに降りてゆくと小川治兵衛作の日本庭園へとつながっていきます。
日本庭園はおそらくジョサイア・コンドルが直接かかわることはなかったのではないかと思いますが、旧岩崎邸にもみられる和洋が共生するコンドルの意志をくみ取ってのことだったのではないでしょうか。













平日でシーズンオフであったこともあって人も少なく東京にいることを完全に忘れていました。

東京には正直よう住めません。
人生の半分以上北海道で過ごしてしまうと。

それでも時々顔を出したくなる魅力は確かにあります。
ジョサイア・コンドルの異文化の共存ではないですがこうした歴史の重みをズシッと感じる部分と技術や情報、人との交流などで最先端を行く部分が背中合わせにあることがその理由なんでしょうね。

それを表す写真を一枚。



小石川後楽園からの一コマ。
後ろに移っているのは東京ドームです。

写真一枚の中にどれだけの時間の流れが映り込んでんのよと思いません?

これを書いている今、ここ札幌はすっかり雪景色です。
この時期は来季に向けてのプランをまとめたり、絵を描いたり、勉強をしたりが多くなりますが今回の東京で感じたことも大いに役立ちそうですface02



  


Posted by ケンさん at 14:52Comments(0)

2013年12月18日

ジョサイア・コンドルを巡って ~part1~

先日東京に行ったときにイギリスの建築家ジョサイア・コンドルを巡ってきました。
行ったのは旧岩崎邸と旧古河邸。
イギリスの建築家といっても20代で日本に来て、日本人の奥さんをもらい、東京でその生涯を遂げた方です。

まづは旧岩崎邸。









こちらは洋館南側の2階のベランダから庭園を眺めた様子。
建物内の撮影は一切禁止の中でこの時期だけ紅葉を楽しんでもらうために特別ベランダからの撮影だけは許可されていました。
これはラッキーとばかりに紅葉と全く関係ないアングルの写真もどさくさに紛れて・・・









旧岩崎邸は洋館と和館が結合された形で建てられておりこちらは和館の様子。
洋館は賓客を招く場として、和館は生活の場として使われていたものでその天井高は倍ほどに違いました。
まさに明治の日本文化と外来文化の混在した様子が表現されていて明治大好きの自分としてはたまらん空間でした。











この建物にはイギリス、日本、アメリカ、イスラム、ギリシャと多くのイメージが反映されておりこのベランダの列柱も1階部分と2階では表情が変えられています。



そしてこれが撞球室、すなわちビリヤード場。
明治ですね~
しかも驚くことに洋館とこのビリヤード場は地下でつながっているんです!!!











玄関前の大イチョウとシュロ。





これでも敷地は当時の3分の1だそうです。
第2次世界大戦の敗戦がなかったらこの国はどこまで行っていたんだろう?
でも日露戦争を経てどんな大国にも勝てると思っていた日本は遅かれ早かれ同じような経験をしたのだろうか?

こういう世界と文化を交流する中でうまれてきた素晴らしいものを見るたびになぜ戦争をするの?と単純に思います。

次回、旧古河邸について紹介します。
こちらはジョサイア・コンドルの晩年の作になります。




  


Posted by ケンさん at 10:56Comments(0)